散文ブログ『ちりぶみ』
数名による持ち回り創作ブログ。4のつく日(4・14・24)更新。
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電車の撮りかた教えま   (2006/05/24)
 さて今回は、読者の皆様から「鉄道写真の撮り方を教えて欲しい」という要望など全く無かったにもかかわらず、私の独断で鉄道写真撮影講座を開きたいと思います。題して、電車の撮りかた教えま「プワーンガタンガタンゴーガタンガタンゴー」、あ、すいません「ガタンガタン」今ちょっと「ゴーゴー」特急列車が「ガタンガタン」通過しているので「ガタンゴーゴー」うるさいかもしれ「ガタンガタンタタンタタン」
 いやあやっと行きましたね。さて、まずは用意していただくものですが、カメラ。これはどうしても必要でしょう、ええ。無かったら撮影できませんから。カメラはどんなものでも結構です。高級一眼レフでもコンパクトデジカメでも、それこそ「使い捨てカメラ」と呼ばれるようなレンズ付きフィルムでも構いません。そんなもので撮れるのかと思うかもしれませんが、レンズ付きフィルムを馬鹿にしてはいけません。持ち運びの便利さ、手軽さだけでなく、レンズ付きフィルムにはピンボケがありません。これは初心者にとっては大きなメリットではないでしょうか。なぜピンボケが無いかというと、レンズの「ピィーダダンダダンダダンガッガッガッガッガッガッガッガッガッ」という原理によっ「ガッタンガッタンガッタン」の場合と違って「ダッダンダッダンダッダンダッダンタッタンタタン」という訳なんですね。今、貨物列車が通過したので少々聞き取りづらかったかもしれませんが、要するにそういう訳です。
 次に撮影する場所ですが、これは私が今いる場所、すなわち駅が良いでしょう。手軽に行くことができるだけでなく、駅のホームというのは列車に最も接近できる施設なわけですから、迫力のある写真を撮る上でも便利であると思います。ただし、駅はあくまでも乗降のための施設であって、撮影のための施設ではありません。なので、まわりの利用客に迷惑がかからないように配慮すべきです。
 では、実際にカメラを構えてみることにしましょうか。カメラを構える時は、両足を肩幅くらいに広げて、少し「ピピピピー、ちょっとそこの人」
 え、俺?
 「そこで写真撮るのやめてもらえないかなあ」
 「ええっ、まだ一枚も撮ってないんですけど」
 「でもここは撮影禁止だからね」
 「え、だって別にマナーが悪いとか迷惑かけたとかじゃないでしょ」
 「はい、いいから行こうね」
 「ちょ、ちょっ待って、俺は別に善いこともしてないが、悪いこともしてない!」
 「はーい、おとなしく来ようね」
 「こ、このように、駅で撮ろうとすると強制退去させられる場合もあるので気をつけましょう。あ、特急が、スーパーゴージャスゴールデンあずさ1101号がぁ」
 プワーンガタンガタンゴゴーガタンガタンゴゴーガタンガタン

駅での撮影はみごと撃沈。駅間の線路際へと移動することに。

 先ほどは大変失礼しました。やはり駅での撮影は良くないですね。こういう時は駅から出て、線路際で撮るのが良いでしょう。特に地方のローカル線などは、のどかな雰囲気の伝わる写真が撮れるので良いのではないでしょうか。うん、やっぱり田舎は良いなあ。スローライフですよ。空は青いし「ゲェコゲェコ」、空気はきれいだし「ゲェコゲェコ」、誰もいないし「ゲェコゲェコ」、なにしろ「ゲェコゲェコ」都会と違って静かで「ゲェコゲェコ」って、さっきからうるせえよ!なんなんだよこのカエルの大合唱はよ!東京から少し離れただけで何だよ、この田舎っぷりはよ!
 まあそんなわけで、今度はカエルのせいで聞き取りづらい事があるかもしれませんが、撮影講座を続けたいと思います。
 さて、今いる場所は駅ではないので、当然列車は停まることなく走り去ってしまいます。列車という高速で移動する被写体を、ぶれることなく写し止めるためには、シャッタースピートを速めることが必要になってきます。具体的には「ゲェコゲェコ」秒から「ゲェコゲコグェッグェ」秒くらいがいいでしょう。「ゲェコゲコグェッグェ」秒というと、飛んでいるハエでも「ブゥーンブンブーン」止まっているように「ブゥンブンブーン」写すことができる「ブゥーン」、なんで本当にハエが飛んでんだよ!「ブゥンブゥン」こっち来んなよ、うぜえ!
 お、そんな事をしている間に列車が来ましたよ。走ってくる列車を撮る時は気分を落ち着けるために、深呼吸をしましょう。
 スゥー、ゴホゴホゲヘゲホ。
 くせえ、なんだこのバキュームカーの香りは。うわ、うそだろ、こんなところに「ブゥーン」溜めがあるじゃねえか。こんな近くに肥え「ブゥン」があったら臭えに決まってるよ。ちくしょう、今どき天然肥料かよ、何だよそのこだわりの野菜づくりはよ。
 そんなことより列車が来たよ!早く、深呼吸だ!鼻をふさいで深呼吸だ。
 スゥー、ハァー、スゥー、ウプッ、ゴホッゴホッ!
 なんか口に入った!ハエだ、ハエが口の中に!まさか「ブゥン」溜めにタッチアンドゴーしたハエじゃねえだろうな!
 ゲェホゲホゲホ!オゲェフォ!オヴォヘヤ!エヴェヒャイ!
 なんでケンシロウにやられたモヒカン雑魚キャラの断末魔みたいな声を出さなくちゃいけないんだ。それより、早くカメラを、意地でも撮るぞ!
 パシャ。
 あー、ゲホゲホ、なんとかゲホゲホ、撮ることができました。とりあえず、お茶でうがいだ。ガラガラガラ、ペッ。ふう、少し落ち着いた。さて、それでは先ほどの成果をさっそく見てみることにしましょう。こういう時デジカメだとすぐに見れるのが良いですね。どれどれ、えーっと、何も走ってない線路と、遠くの山と、「ブゥン」溜めしか写ってねえ。


沿線での撮影もみごと憤死、再び駅での撮影に挑む


 いやあ、さっきはひどい目にあいました。やっぱりね、駅で撮るのが良いですよ、ええ。
 さて、カメラの基本、シャッタースピード、と来て次にお話するのは「露出」に関することです。露出、聞いた事があるでしょうか。露出というのは簡単に言えば、光の量です。光の量が多ければ、つまり明るければ露出がある、露出が多いということであり、暗ければ、露出が無い、露出が少ないという事になります。露出に関してはマニュアル操作もできますが、最初のうちは露出はオートでも「あー、ちょっとすいません」
 え、係員がいっぱい来た。何、また追い出されるのか?
 「ちょっとどいてもらっていいですか?」
 「あ、すみません」
 そうそう言い忘れてましたが、駅のホーム端で撮影する場合、このように保線などの係員さんが通る場合がありますので、邪魔にならないように立ち位置を工夫しましょう。それにしてもこの集団は何なんでしょう。みんな線路に降りていきます。点検作業と、その研修でしょうか。まあいいでしょう。話を戻して露出ですが・・・
 「電車の写真撮ってるんですか?」
 女の人の声、振り返ると鉄道会社の制服を着た女の子が立っている。さっきの集団のひとりだろうか。
 「ええ、まあ、今日はまだ成果が無いですけど」
 ちょっと待てよ、メチャかわいい。へえ、こんなかわいい人が鉄道会社にいるんだ。ああ、そんな事より、露出が、
 「電車が好きなんですか」
 「ええ、まあ。それよりみんなと一緒じゃなくていいんですか?」
 「私だけヘルメット無いから来ちゃ駄目って言われたんですよー」
 「そうですか」
 ていうか、みんな行っちゃったから、この娘と二人っきりなんだけど・・・、やばい、なんかドキドキしてきた。ああ、なに考えてんだ、撮影講座はどうした。そうだ、露出だ。それにしても、この娘スカート短くないか。制服でそんなに短くていいのか。フトモモの露出がすごいぞ。ただでさえ俺はフトモモ大好き制服フェチなのに、顔もカワイイし、この娘はなんかエッチだ。英語で言う所のエロ、ドイツ語で言う所のミハエロシューマッハーだ。ああ混乱してるぞ俺。小学生でも言わないようなくだらないことを。集中せい、露出だ、フトモモだ、いやいやそうじゃない。
 「今日はいいお天気だから撮影日和ですね」
 「そ、そうですね」
 黙っててくれよフトモモ。いまロシアの、いやいや露出の話をしようと、ていうか今見たら、この娘、オッパイもデカい。いわゆる巨乳だ、それこそロケット乳だ、ロシア語でいうところのスプートニク乳だ。大変だ、俺のモスラの幼虫が成長を始めてしまった。くっ、これでは立つことすらままならん。ひとまず時刻表を見るフリをして、しゃがんでやり過ごすぞ。ああ、いかん、すぐに特急列車が来るぞ。しかも、今度来るのは臨時特急「グレートエレガントスーパーエクスプレス901号」じゃないか。絶好の被写体だ。それなのにこんな状態で。くっ情けない。
 「あれ、特急が来ましたよ、撮らなくていいんですか」
 「え、ええ、もうあれは今まで飽きるほど撮りましたから」
 「そうですか」
 そんなわけねえだろー。撮るの初めてだよぉ、撮りてえよー。だけどフトモモ「プワーン」乳な女の子見てたらボッ「ガタンガタン」って、立つことができ「ゴーゴーゴーゴー」ったからしゃがんで「ガタンガタン」それこそ当社比1.5「ゴーゴーゴーゴー」レたら恥ずか「ガタンガタンタタンタタン」んて言えるわけねえもんなあ。ああ、行っちゃったよお。くそ、全部フトモモのせいだ。
 でも、次にはまだ、今日の本命ともいえる列車が控えている。今や無くなりつつある寝台特急の「ゴージャス&ビューティフルミッドナイトリミテッドエクスプレス」だ。最悪これさえ撮れれば今日は良しとしよう。それまでにはモスラも落ち着いているだろう。
 よし、遠くにヘッドライトが見えた、来たぞ。モスラも問題無しだ。そろそろ立つか。
 「ねえ、さっきからしゃがんでるけど気分悪いんですか?」
 おっと、もう列車が来るというのに話かけるんじゃないよ。
 「いえ、大丈夫で…」
 おいちょっと待て、そんなに短いスカートでしゃがんだら、しゃがんじゃったら・・・。「プワーン」ツが見えちゃうじゃないか!「ガタンガタン」れでもう俺のモス「ゴーゴーゴーゴー」血液が集中しサナギを経て成虫「ガタンガタン」属バット並みの固「ゴーゴーゴーゴー」1.5倍どころか2倍「ガタンガタン」くに動けない「ゴーゴーゴーゴー」もある意味ラッ「ガタンガタン」っちょが少しヌル「ゴーゴーゴーゴー」そういや撮影講「ガタンガタン」どうでもい「ゴーゴーゴーゴー」ばらく観賞し「ガタンガタン」「タタンタタン」「タタンタタン」。


おわり


今回の作品を読んで、撮影の際の参考になった、持病のリウマチが治った、おもわず当社比1.5倍になった、という方は下のバナーをクリック!



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16小説交響詩   (2006/05/14)
Perc.=パーカッション/Trp.=トランペット・Sax=サックス・Hr.=ホルン・T-Tbn.=テノールトロンボーン・Bs-Tbn.=バストロンボーン・Tuba=チューバ/P.=ピアノ/Vio.1=第一ヴァイオリン・Vio.2=第二ヴァイオリン・Va.=ヴィオラ・Vc.=チェロ・Cb.=コントラバス/Fl.=フルート・Ob.=オーボエ・Cl.=クラリネット


♪=128

[Perc.]
1、2、3、4。二、二、三、四3、2、34。四、二、三、四
二、三、四。2、2、3、4。三、二三、四。4、2、3、4
1、2、34。弐、弐、参、肆Ⅲ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ。四二、三、四
壹、貳、參、肆。、、。∵‥、∴、※。≧、=、≡、≦

[Trp.]
隠語を駆使た・ポルノを書いて・みたいー・・・欲望を主題に定めて
・・謎に満ちた・・・・・暗合で書けば誰も気づけないさ・大丈夫だよ
仮に・・・・・・この小説を・最期まで・成し遂げる事が出来たなら・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・嘗めてくれ・バナナを・

[Sax]
・・・・・・・・・・・・・・・・・・淫行や乱交を題材にた官能?
断固反対!・・・・・禁錮する警察が現れるぞー・犯行に走っると
・・・・仮に?・・・・ああ・楽団員名簿からおまえの名前が消えるぞ
ふむ・・・・・・成し遂げたら・・・・・・・誉めてやろうあなたを・

[Hr.]
・・・・・・・・・・・・・・・・それとも援交の蛮行ドキュメント?
断固反対!・・・今後・・たとえばおまえが・・・・兇行を・犯したい
美しい娘を乱暴したい良い事したいと妄想しても・実行しちゃ・ダメ・
・・すがすがしき野原に潜むウサギちゃん・・慰めてよ・亀あたまを・

[T-Tbn.]
オンコは女の子この略どう隠語ってこんな感じ?・・・・・・・・・・
カン・・・ビン・コンキンアン・・・・・・・・・ハンコウ・・・・・
真個のオンコと懇ろに親交を深めて深更に侵攻したいな・・・・・・・
・・・○ンコに沈降し・・・健康的に潜航するのは・・善行だよ、善行

[Bs-Tbn.]
オン・・オン・・・・・・隠・・・・・淫・援乱・蛮・・・・・・・・
歓呼の声、ビンゴ!・・・その通り・だよーーーーーーーーーーーーー
シ・・・オ・・・ネ・・シ・・・・シ・・シ・・・・・・・・・・・・
○ンコで・・・・・○ンコの穴を穿孔するのは・・・・・・・幸せだ

[Tuba]
オ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・いまだ・・・・・・・
カ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・今すぐにだ・・・・
シ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・我慢できない・・
チ・・マ・・・・・ウ・・そして・・オ・レ・ノ・モ・ノ・ニ・ス・ル

[P.]
・・ご苦労なポルノ小説だよ・・・・・・実験的過ぎるよ・・バカッ・
・女陰が目の前で開帳・悪魔と化した俺は肉鉛を握りしめる・
淫靡なには気持ち高ぶり夜明けと共に屹立する・ひらけ社会の窓・
・・・・・・・・気分的には・女の子の読者と一発ヤリたい午前です♪

[Vio.1]
I’ve got I shall say・・・・・中はあぶない
三段階のアクションによって・・・ドギースタイルの・ドッキングは・
コンプリートする・アイ・ラヴ・マイ・プッシー・キャット・・ソー・
ザット・ザ・ドッグ・ファックス・ザ・ファックス・イン・ポルトガル

[Vio.2]
愛・撫・・・合・・体・・・射・・・・・精・・・・顔はえげつない・
三段階のアクションによって・・・ワンちゃん・・・・docking
毒液放出・・・・I・love・my・pussy・cat・so・
that・the・dog・fucks・the・fax・in・portugal

[Va.]
リハ・本番・打ち上げ・・イッ興奮・・・・・・お掃除site・
牝を牡求め雌が雄応じ・♀♂むさぼり合え・犬じみ
・・・・・・・・私・・オコメ立った・・ニャンコちゃん大好けべ
ポルトガルのファクシミリ機器で自慰する犬如きニャンコちゃん・・

[Vc.]
前戯交接やっ発射・S・興奮に・挿れると・・性交・・しーーー
卍をインサートした・・オルガル・オ・・・ル・・・・・・ル・・
ダンコ!・・・・・ミックス・ジュース・・混ぜたらお饅頭でし
・・ああ・・ああ・今・それを・ココへ・・誘っヤレたらいいな・

[Cb.]
リハ・本番・打ち上げ・・excite・・・・Sexかsite・
<オ/ガ>卍<ル>・・・・・・・・・マンジ・・・・・マンジ・・・
・・・ハンタイ!・mix汁酢・・何かの汁つゆだく・・・オルガズム
ああ・・ああ・・ああ・・これをアソコへ…・・・・・ポルノ・ガール

[Fl.]
とても奇妙な小説です・・小説ですらないかも・いまだかつてない形式
従来の小説では発話の同時性を表現できません・会話は常に順番制です
一人が長々と独白する事になるか複数の登場人物が交互に喋る事になる
今私は独り言を呟いてる・これがもし並の小説なら他は黙らねばならぬ

[Ob.]
甲の発言を遮るように乙が横槍を入れる時でさえ音声が重なる事はない
乙は甲の発言が終わるまで待たねばならない・現実の喧噪は表現不可能
そこで創案したのがこの形式・各楽器が一斉におしゃべりする交響詩だ
ああ・うまくいっただろうか・それは読者諸氏の審判を待つしか無い・

[Cl.]
オーパッキャマラッド・パッキャマラッド・パオパオ・パッパッパオ・
オーパッキャマラッド・パッキャマラッド・パオパオパッ・オッパイ!
どサンピン・・・四の五の言うな・・・八九三野郎・・・・・・・・・
これのどこが・・ポルノだっちゅうねん・・・・・期待して・損した!


(指揮者登場)
 ポルノめいた文章をたくさん読まされてゲンナリした方々、まあまあ抑えて抑えて。楽器それぞれのパート譜だけ読めば単なる遠回しな猥褻文書ですが、全ての楽器が響き合う時、どうなると思いますか。それはそれは秩序ある重奏を織り成すのですよ。
 全ての楽器たち、用意。いざ、十六小節の交響詩を奏でよ。3、2、1、ハイッ!


【Symphonic For Devil variations #1】
隠語を本番遮発射うに乙がイッた興奮な淫行援乱交性交誰かしてパオー
断固反対!ビンゴ!るまで性をねばなオマンジル実のはガマンジル可能
淫靡放出ンと独白四ミック汁酢な楽何かの汁つゆだく互お饅頭交響詩る
チンコマンコに沈降ウンコの穴をアソコへ…氏嘗めてヤレ亀あたまを!


(指揮者、指揮棒で譜面台をビシビシ叩きながら)
 ちがう違う。何だその騒々しい混沌は。直接的な表現になってよけいヤラシくなったではないか。そうではない。有機的に混じり合った完璧なアンサンブルを実現せよ。
 パーカッションは句読点を、トランペットとサックスは動詞を、ホルンは形容詞を、テノールトロンボーンは連体詞を、バストロンボーンは形容動詞を、チューバは接続詞を、ピアノは名詞を、ヴァイオリンは助動詞を、ヴィオラとチェロは助詞を、コントラバスは代名詞を、フルートは副詞を、オーボエは感動詞を、クラリネットは擬音語を、それぞれ提供せよ。
 全ての楽器たち、準備は良いか。いざ、本物の音色を鳴り響かせよ。十六の小説による十六小節交響詩、その真の合奏でホールの空気を震わせろ!


【Symphonic For Devil variations #2】
とても苦労してこの小説を書いた。こんな実験、いまだ誰もしてない。
夜、闇が満ちて目の前にパッと悪魔が現れ、気づけば筆ガ走っていた。
美しい朝だ、気持ちの良い夜明け。何かを成し遂げたら、闇は消えた。
ああすがすがしき気分よ、そしてもし、読者が誉めてくれたら幸せだ。



<各楽器が出した音(品詞)一覧>
 とても(Fl.副) 苦労(P.名) し(Trp.動) て(Vc.助) この(T-Tbn.連体) 小説(P.名) を(Vc.助) 書い(Trp.動) た(Va.助) 。(Perc.句読点) こんな(T-Tbn.連体) 実験(P.名) 、(Perc.句読点) いまだ(Fl.副) 誰(Cb.代名) も(Va.助) し(Sax) て(Vc.助) ない(Vio.1助動) 。(Perc.句読点)
 夜(P.名) 、(Perc.句読点) 闇(P.名) が(Va.助) 満ち(Trp.動) て(Va.助) 目の前(P.名) に(Va.助) パッ(Cl.擬) と(Vc.助) 悪魔(P.名) が(Va.助) 現れ(Sax動) 、(Perc.句読点) 気づけ(Trp.動) ば(Va.助) 筆(P.名) ガ(Vc.助) 走っ(Sax動) て(Va.助) い(Sax動) た(Va.助) 。(Perc.句読点)
 美しい(Hr.形) 朝(P.名) だ(Vio.2助動) 、(Perc.句読点) 気持ち(P.名) の(Va.助) 良い(Hr.形) 夜明け(P.名) 。(Perc.句読点) 何か(Cb.代名) を(Vc.助) 成し遂げ(Trp.動) たら(Vc.助) 、(Perc.句読点) 闇(P.名) は(Va.助) 消え(Sax動) た(Vc.助) 。(Perc.句読点)
 ああ(Ob.感動) すがすがしき(Hr.形) 気分(P.名) よ(Vc.助) 、(Perc.句読点) そして(Tuba接) もし(Fl.副) 、(Perc.句読点) 読者(P.名) が(Va.助) 誉め(Sax動) て(Vc.助) くれ(Trp.動) たら(Vc.助) 幸せだ(Bs-Tbn.形動) 。(Perc.句読点)


テガホン<P助>   (2006/05/04)
あれは幾つのころだったか。
まだ小さかった頃と言うのは覚えてるが、それ以上は忘れちまった。
ただ、その瞬間のことは今でも鮮明に覚えてる。

俺は本の好きな子供だった。
毎日いろんな本を取っ替え引っ替え読んでいたもんさ。

そんなある日。
俺はいつものように図書館にいくと、そこで埃を被った本を見つけたんだ。

タイトルはなく、薄汚れた茶色の外装。
なんともなく気になってその本に手をかけた瞬間。

ばくん!!!!
鈍い音と共に、そいつは俺の左手に噛み付いた。

……歯はなかったので「噛み付いた」という表現は適切ではないかもしれない。
だが、それ以来そいつはどうやっても俺の左手から離れなくなった。

痛みはなかったが、幼い俺は泣き喚き、両親は驚き戸惑った。
医者や学者、牧師、果ては胡散臭い占い師に俺の手を見せたが、誰一人その本を外すことは出来なかった。

ワイドショーや見世物番組に取り上げられたりもしたが、すぐに風化していった。
両親が作ってくれた『本を持っているように見える義手』のお陰もあり、親しい人間以外俺の手のことを知るものはいなくなった。

そんな、俺を不幸にしたかに見える本だが、実はとんでもない力を秘めたものだった。

茶色い装丁には、何も題名は書かれていない。
何気なしに中を開けば、そこには日記でも書きたくなるかの如き白紙が続く。

だが、一度俺が念じれば、その本は古今東西どんな書物にもなるのだ。

小説、雑誌、漫画、医学書、写真集、果ては説明書まで。
こと、「本」と名がつくものであればどんなものにでもなる。

本好きな俺にとってこれほどの道具はあるだろうか、いやない。

移動時間にはもっぱら小説と漫画だ。
車の中、電車の中、船の中、飛行機の中、俺は話題沸騰、人気爆発の新刊を次々と読み漁る。
最近のお気に入りはあれだ、あー、ロボットの刑事が小さな少年ロボットと出会ったり、とんでもなく強いロボットに立ち向かう漫画。
なんでも、かの巨匠の作品のリメイクらしいな。これ以上は諸般の事情で語れない。わかってくれ。

こんなこともあった。通りを歩いていると、突然目の前のおばあさんがブッ倒れちまったんだ。
辺りが騒然とするなか、俺は左手の本をばっと開いて応急処置をしてやった。
もちろんそこに現れていたのは「家庭の医学」。
医学書でもよかったんだがな、ありゃあ俺には難しすぎて理解するのに時間がかかるし、急な時にはやっぱりこれだ。

そうそう、街行くアイドルを見かけて、とっさに左手をそいつの写真集にしてサインをもらったこともあったな。
そのページは破いて額にいれて、ちゃあんと飾ってあるぜ。

そう、この本はいくら破いてもページがなくならない。
いったん閉じれば、元通りだ。

友人たちと、雪山で遭難した時は、これを燃料にして難を逃れたもんさ。

そうしているうちに、だんだんと周りのやつらも俺のことを奇異の目で見なくなっていった。
TVにも、見世物番組ではなく「書籍評論家」として出演するようになった。

いつからか俺は、「テガホン」って呼ばれるようになっていた。

そんな俺だが、そろそろお前らともお別れしなきゃならない。
あの大国の研究者どもが、俺の左手に目をつけたんだ。

詳しい原理はしらないが、なんでも、この小さな箱の中に俺の左手を入れておけば、永久機関になるんだそうだ。
頭のいい奴が考えることは違うねぇ。

おっと、そろそろ眠くなってきやがった……。このまま冷凍冬眠してりゃ、目を覚ましたときには「異星人」が出迎えてくれるんだからよ……。
それじゃ……あば……よ……。


全人類の喝采の中、地球人の代表テガホンを乗せた最新鋭ロケットは宇宙へと旅立っていった。





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P助

テーマ:オリジナル・ショートストーリー - ジャンル:小説・文学



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